認知症ケア専門士の資格

認知症ケア専門士 民間資格
日本認知症ケア学会 認知症ケア専門士 認知症ケア専門士は、認知症に関連する学識・技能・制度、および倫理観を兼ね備えた専門家を日本認知症ケア学会が認定する資格です。認知症ケアがわが国でも最重要課題の1つとなる中で、医療・介護現場で働く人を中心に注目を集めています。
人気度ランク3 難易度ランク3 専門性ランク4 稼げる資格ランク2
年間受験者数 6,029人 *註1 所要勉強時間
(目安)
年間合格者数 3,266人 *註1 資格登録者総数 50,682人 *註2
合格率 54.2% *註1 平均年収
(目安)
*註1)2017年度実績、註2)2005年第1回から2017年までの合格者累計

こんな方にオススメの資格

  • 高齢者福祉のお仕事をされている方

「認知症ケア専門士」資格に関する需要

現在日本では、認知症患者は約400万人に及ぶとされています。
世界に例を見ない高齢化が進展する中、「介護離職」の問題もたびたびメディアで取り上げられており、家族による介護の限界も社会的問題化しています。

認知症ケアが必要な患者は今後ますます増えていくことが確実視される中で、認知症ケアに関する正しい学識・高度な技能を持つ、認知症ケア専門士に対する需要は、社会的にも今後さらに高まっていくでしょう。

 

仕事のやりがい

  • 認知症患者に寄りそい、患者・患者の家族のよりよい生活の支援をしていると実感できる
  • 認知症ケアの専門家として、自己成長を感じられる点

数字で見る認知症ケア専門士

認知症ケア専門士認定試験の直近3ヶ年受験者数・合格率
 2016年2017年2018年対前年比
受験者数7,467 6,029-19.3%
合格者数3,983 3,266 -18.0%
合格率53.3%54.2%

資格取得のポイント

基本的な知識問題が中心なので、出題範囲に沿って、過去問や市販テキストを利用して学習を進めることが有効です。

認定機関である認知症ケア学会が、受験対策講座(土日2日間)を定期的に主要都市で開催しているため、日程の合う方は参加することもオススメです。

 

「認知症ケア専門士認定試験」概要

受験資格認知症ケアに関する施設・団体機関などにおいて、試験実施年の3月31日より過去10年間において3年以上の認知症ケアの実務経験を有する者
※認知症ケア実務経験証明書の提出要
試験実施日年1回(1次7月、2次11月)
試験内容【1次試験】(五肢択一マークシート式、試験は分野ごと50問、試験時間60分)
 ①認知症ケアの基礎、
 ②認知症ケアの実際Ⅰ(総論)
 ③認知症ケアの実際Ⅱ (各論)
 ④認知症ケアにおける社会資源

【2次試験】
 ①論述試験
  出題事例に関する論述
  (1次試験に合格後、2次試験受験申請書類と併せて期限内に提出)
 ②面接試験(20分)
  6人1グループの面接試験